なぎなたを始めたきっかけは?と聞かれたとき「けいこ着姿に憧れて」という言葉を良く聞きます。それほどけいこ着姿というものは自分自身の心の現れであり、また、なぎなたのおけいこの有り様がわかるものです。
演技競技のときにも審判はどのようなところを観て優劣を決めるのかという観点の基準になる項目の中の一つに「服装」という項目があります。
清潔で体に合ったけいこ着は動きやすく、人から見られても清々しく快い印象を与えるものですから、皆さんも自分のけいこ着姿を見直してみましょう。
日頃からご指導いただいている先生や、先輩から教えられていることでしょうが「なぎなた教室」の本や「イラストなぎなた」の本にも、なぎなたの服装については詳しく掲載されていますので参考にして下さい。スポーツ具店や武道具店で購入するときにはこのような基準的なものを求めたほうが良いでしょう。
稽古着3
▲左身頃を上にし、 襟についた紐を結び 前を合わせる。 肩より20cmくらい 下がった所に
1cm幅15cmくらいの 紐をつける。
帯はウエストを2回りして 後で結ぶ。

 

1) 垂は腰及び大腿部を保護する道具で大垂(3枚)、小垂(2枚)帯がしっかり綴じられているかどうか確認する。六枚の部位が外れそうなとき及び垂の紐は新しい時と同じ幅で使用できるよう注意する。 垂
◆注意事項
1) 垂は腰及び大腿部を保護する道具で大垂(3枚)、小垂(2枚)帯がしっかり綴じられているかどうか確認する。六枚の部位が外れそうなとき及び垂の紐は新しい時と同じ幅で使用できるよう注意する。
1) 剣道の小手と異なりなぎなたを握り持ち替えが出来やすいように三つの部位に分かれています。 小手
◆注意事項
1) 拳や手首を保護する防具です。手の内側及び頭部の破損は小さいうちに出来るだけ早く直す。
2) 小手紐はあまり強く締めないようにし、余分の長い紐は切っておく。
1) 袴の上から着装しますので足にフィットするようなもので紐もしっかり結べるような品。紐は打突場所に結ぶためしっかりした紐を付ける。 すね当て
◆注意事項
1) すね当ては膝、すね、くるぶしを保護するものです。身体にあったものを使用する。
2) 竹・綴じ革及び紐は破損していないかどうか常に注意する。
1) 剣道の面と異なり構えは顔のみ横を向くため首が左右に振り向け易い面で、面布団が左右の肩よりあまり出ない。 面
2) 面布団は斜め刺しで剣道の面布団より短くする。主に女子が使用するため軽い面金及び面布団の素材を軽くする。
3) 顔のサイズにあった面を使用する。
◆注意事項  
1) 面金の物見(相手の目線を見る位置)面金の上から6本目と7本目の間が少し広がっている所。物見は15mm以下ですが、面金が曲がっている場合には刃先が目に入る恐れがあります。特に注意して曲がっているものは使用しない。 面2
2) 顎がしっかり付いているか確認する。(グラグラしていないかどうか)
3) 顎と面布団の取り付け部分が破損していないか確認する。
4) 天・地・包輪・二重垂がしっかり付いているかどうかを確認する。
5) 顔のサイズが合わないときは物見から相手が見えず目線が定まりません。
6) 面乳革(上部の場合は一本)はしっかりした革を使用、面紐は八尺(約2m40cm)を使用し面紐を着装して結び目のあまりがやく0cmが適当な長さです。 面乳革(株取り付けの場合は2本)は面金の下から三本目に取り付け、面紐は七尺(2m10cm)を使用して結び目の余りが約40cmが適当な長さです。 面紐、面乳革はいつも点検して破損のない物を使用する。面が練習中に外れると大変です。
1) 胴台の幅は狭すぎないように。但し広すぎる物は使用しない。目安は胴台と腰の間が指1本分開いていること。大人の場合は小胸の付いた胴を使用する。胸の部分が身体に密着するものが良い。 胴
◆注意事項
1) 胴の胸部及び腹部を保護する物です。胴台の竹や合成胴台の破損した物、胸部の破損、変形した物は使用しない。
2) 胴台の綴じ革、胸乳革及び横乳革(紐を縛る革)、胴縁革の破損は早急に修理する。
1) 持ち運び以外は必ず防具袋から出しておく。 胴内側
2) 直射日光に当てず、風通しの良い湿気の少ないところに保管する。
※面は使用後顔の当たるところ、包輪及び天地は必ず汗を拭き取っておく。
※小手は使用後、手の内の革はしわを伸ばして形を整えておく。
3) 防具は袋から取り出し面、小手、胴、垂、すね当ては一括し結束する。結束の仕方は一定の方式で結束する

 

防具は身体を守るものです。身体にあったサイズのものをつけ、大切に扱い管理しましょう。
胴は身体の胴及び胸部を保護するために着用するものです。衝撃を防ぐために胴まわりより余裕のある大きさのものがふさわしいでしょう。(胴を締めすぎないようにしましょう。)胴紐は図のように結びます。

 
手ぬぐいのかぶり方
髪の毛全体を手ぬぐいで包み込み、手ぬぐいの端が、はえぎわをしっかりと通ると、手ぬぐいがゆるまずにきちんとかぶることが出来ます。(「面タオル」ではなく、「手ぬぐい」といいます。)
うしろ

すねあて
すね当てをつける時は、袴のひだを大きく折りたたむようにして、少したぐりをつけると動きやすいでしょう。袴がすね当てをかくさないように注意しましょう。

後ろ姿を見ると、写真のように、面ひもが後頭部の真ん中で結んである事や、胴肩ひもが背中でクロスしていることがよくわかります。
まえ うしろ
 
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