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道場での練習、強化合宿、試合前など「どんな準備運動をしていいかわからない。」そんな疑問に対して今回は「動きをよくして、ケガを予防するのに有効な準備運動」を紹介します。
準備運動(ウォーミングアップ)の目的は二つあります。第一にケガを予防すること。第二にパフォーマンスを改善することです。この二つの目的をカバーする具体的な方法は次のようになります。
1) ジョギングや軽い素振りなどの繰り返しにより、身体を温めます。身体を温めるときのポイントは全身の筋肉をよく動かし、軽く汗をかくぐらいの強度で行うことです。
2) ストレッチングで身体をよく伸ばしておきます。筋肉の緊張を和らげて動作が自由に、しかも楽にできるようにしておきます。ストレッチングのポイントも説明しておきましょう。
1. 痛みのでない範囲でリラックスして行います。
2. 反動をつけずにゆっくり行います。
3. 十秒~三十秒間静止させます。
4. 気持ちよく感じられるぐらいに伸ばします。
5. 前身をくまなく伸ばしておきます。特に練習で使用する筋肉(疲労しやすいところ)と、膝、肩、腰の周囲は最低十分程度かけて行いましょう。

練習計画を立てるとき、なぎなたを行う前の十五分~三十分くらいこれらの時間に当てて下さい。練習の効率を上げるばかりでなく、ケガを予防し、動きが良くなってくることを実感してもらえるはずです。同様に整理体操(クーリングダウン)についても軽運動とストレッチングは有効です。この場合は疲労回復やリラックスすることが目的となります。最後はなぎなたの軽い素振りなどで終了し、十分程度リラックスできる姿勢で全身のストレッチングを行います。翌日の疲労感に違いを感じて欲しいと思います。
指導者の方にお願いです。準備運動や生理体操は練習の一環として大切なことです。習慣化するまで全員で取り組むことをお勧めします。なぎなた用に決まったストレッチングはありません。今お話ししたことをきっかけに、準備運動を工夫・改善し、ストレッチングと合わせて練習前後に取り入れて下さい。

第二回世界なぎなた選手権大会の日本代表選手団にも、トレーナーが団員として入っています。トレーナーとは何をする人なのか?トレーナーの目を通しての具体的なスポーツ医学のお話をさせていただきます。
今後私たちの課題として、大会や合宿を通して皆さんとコミュニケーションを取っていき、トレーナーの役割を実際の場面でわかっていただくことが大切なことと感じています。

(財)全日本なぎなた連盟トレーナー  佐藤 哲守


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