ホーム>なぎなたの実技>トレーナーからのひとこと>

 

「練習中に水分を補給しましょう」
「練習中は水を飲んではいけません!」そんな言葉が道場で聞かれていたのも数年前のことでしょうか?今では水分補給に水だけではなく、塩分を2%ほど含むものが効果的であることがわかっています。これからの時季、水分補給が重要になってきますが、その裏で熱中症という言葉も聞かれてきます。毎年スポーツの現場で死につながる大きな事故として取り上げられています。この熱中症は炎天下でのスポーツに限らないことをご存知でしょうか?暑さだけでなく、湿度にも関係して起こります。梅雨から室温のあがる夏にかけて充分な注意が必要です。そこで熱中症予防と水分補給の具体的な方法を知っておきましょう。

【熱中症予防】
一, 蒸し暑い時、無理をしない
二, 急な暑さは要注意
三, 失った水分と塩分は取り戻す
四, 体重で知る健康状態と汗の量
五, 体調不良時は無理をしない
六, 薄着で熱を逃がす
七, 慌てずに救急処置
 特に梅雨の時季で急に蒸し暑くなる日があります。そんな日は要注意です。もし指導者の方であればそのような気候の変化に気を配る必要があります。練習量の調整や水分補給を積極的にさせるべきです。
次に体調のチェックを選手自身で行なえるようにすることです。練習前後の体重測定はその一つの方法です。体重の二%以上の減少がないように自分で判断して水分補給をしましょう。飲みたい分だけしっかり取ることをお勧めします。また、水分補給は体温を下げる効果もあります。その日の体調によって、選手自身が無理をしないようにコントロールできることが必要です。
防具をつけての練習が長時間になるときは休憩で必ず防具をはずし、衣服を緩め、熱を逃がします。応急処置については涼しいところへ移動し、水分の補給を基本とします。体温が上昇していれば首、脇、またの付け根を冷却、意識障害がおきていれば救急車を呼びましょう。
今回は熱中症予防と水分補給についてお話しました。指導者の方が環境を作り、選手が自己管理を徹底することにより安全で効果的な練習ができるでしょう。道場での具体的な疑問・質問についてはこちらにお寄せください。

tetsumori-satoh@ny.tokai.or.jp

第二回世界なぎなた選手権大会の日本代表選手団にも、トレーナーが団員として入っています。トレーナーとは何をする人なのか?トレーナーの目を通しての具体的なスポーツ医学のお話をさせていただきます。
今後私たちの課題として、大会や合宿を通して皆さんとコミュニケーションを取っていき、トレーナーの役割を実際の場面でわかっていただくことが大切なことと感じています。

(財)全日本なぎなた連盟トレーナー  佐藤 哲守


スポーツアイシング  大修館書店 山本利春
トレーニング科学ハンドブック 朝倉書店 トレーニング科学 研究会
ウィダースポーツニュートリションバイブル  森永製菓健康事業部  森永健康&フィットネスリサーチセンター
スポーツトレーナーマニュアル  南江堂 武藤芳照 
スポーツ活動中の熱中症予防 大塚製薬株式会社 (財)日本体育協会 
ボディーケアブック森永製菓健康事業部  森永健康&フィットネスリサーチセンター
役に立つスポーツと健康の知識  青山社      南谷和利
測定と評価  BookHouseHD 山本利春