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先日、なぎなたをしている人から質問がありました。「道場でできる体調管理や体力向上で取り組める事はないですか?」今回の題材はこの回答の一部です。 全身には約400個余りの筋肉が存在します。今回はその中からなぎなたで使われる股関節周囲筋のストレッチングをいくつか紹介しましょう。

【柔軟性のチェック】
大腿部後面の筋肉 大腿部前面の筋肉

筋の柔軟性テスト

1)膝関節伸展筋群(大腿四頭筋)
腹臥位にて膝を屈曲させ、臀部と踵との距離を測定する。四横指以上の者を陽性とする。体重支持の主動筋でもあり、柔軟性低下は膝痛との関わりが深い。
2)膝関節屈曲筋群(ハムストリングス)
背臥位にて、膝関節伸展位での股関節の可動域を測定する。九十度以下を陽性とする。膝痛あるいはハムストリングス肉離れとの関連性がある。
「トレーニング科学ハンドブック」より
左右前後のバランスをチェックし苦手な部分にねらいを絞ります。人それぞれの柔軟性とアンバランスがありますのでストレッチを選択する必要があります。

【ストレッチングの方法】

大腿部後面の筋肉 大腿部前面の筋肉

【ストレッチングの注意点】


反動を使わず、痛みのない方法からスタートしましょう。
呼吸は自然に、伸ばすときは吐きながら行なうのも効果的です。
伸ばしている部位、伸び具合、バランスを意識・認識しましょう。
一箇所に三十~六十秒かけて一日に何回か行ないましょう。
一~二ヶ月に一回は柔軟性の確認をしてみましょう。

【取り組み方の紹介と工夫】

まずは自分の柔軟性を把握する事が大切です。このとき無理をして人と競わない事が大切です。練習後にコミュニケーションの時間として二十分ぐらい作り、各自の目的に合わせたストレッチや、アイシングをしながらストレッチができる環境も良いでしょう。普段からお風呂上りに行なう習慣ができれば日々の体調管理として腰痛や股関節、膝関節痛の予防にも役立ちます。トレーナーもチェックするこの方法を是非、取り入れてみてください。

第二回世界なぎなた選手権大会の日本代表選手団にも、トレーナーが団員として入っています。トレーナーとは何をする人なのか?トレーナーの目を通しての具体的なスポーツ医学のお話をさせていただきます。
今後私たちの課題として、大会や合宿を通して皆さんとコミュニケーションを取っていき、トレーナーの役割を実際の場面でわかっていただくことが大切なことと感じています。

(財)全日本なぎなた連盟トレーナー  佐藤 哲守


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